・映画『2012』のメイキング。建物や土地が崩れていくシーンすごい。
【Memo】
【倉地紀子のデジタル映像最前線レポート】映画『2012』 CG シミュレーションの新境地(1)
【倉地紀子のデジタル映像最前線レポート】映画『2012』 CG シミュレーションの新境地(2)
【倉地紀子のデジタル映像最前線レポート】映画『2012』 CG シミュレーションの新境地(3)
建物などに関しても、もとになるモデルは手作業で作成されたが、いったん破壊がはじまったのちのアニメーションはすべてPolyBuster + Dropによって自動生成された。ただし、同じ「崩れ落ちる」アニメーションでも、岩肌の岩石が崩れ落ちる場合と、建物のコンクリートの破片が崩れ落ちる場合とでは、その動きは明らかに違ってくる。破壊シミュレーションのパイプラインでは、それぞれのケースをあらかじめ雛形として準備し、アーティストがゼロから破壊シミュレーション・システムに設定をおこなわずともその違いを的確に簡便に表現できるように工夫されていた。
【倉地紀子のデジタル映像最前線レポート】映画『2012』 CG シミュレーションの新境地(4)
今回の破壊シーンの演出では、割れた物体の断面が象徴的に描き出されるシーンが多かった。
したがって、その断面に対するテクスチャリングは重要視された。しかし、この断面はアーティストの手作業によってではなく、ボリューメトリックなシミュレーションによって自動生成される。
この自動計算にのっとってテクスチャを自動生成するというアルゴリズムを考え出すことも容易ではない。それゆえに、今回はボリュームを構成している各ボクセルの内部を、ちょうど煙や塵が満たしているように、細かなテクスチャの集合で満たすという方法がとられた。
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地震のシーンでは“揺れる地面”のセットを組み、その上に720平方メートルのデッキを乗せて揺らしているのだ。東京ドーム何個分といった分かりやすい広さで例えられないが残念なのだが、飛行機が余裕で載るのだから相当な広さだということは理解してもらえるだろう。そういった実物を駆使した実写映像に加わるのが、視覚効果である。その数、なんと本編の半分以上! 上映時間が2時間38分なのだから、とてつもなくすごい量であり、正直、現実と虚構の区別も難しい。